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岡沢亮 contact: boiledend0320[@]gmail.com http://researchmap.jp/ryookazawa

Tröndle et al.(2014)感想 修論でこういう実験をやってもよかった

Tröndle, Martin,Volker Kirchberg and Wolfgang Tschacher, 2014, "Is This Art? An Experimental Study on Visitors’ Judgement of Contemporary Art," Cultural Sociology, 8(3): 310-32. http://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1749975513507243?…

TOEFL結果と勉強法記録(2017/7/29)

先日TOEFL iBTを初めて受け、107点だった。とりあえず日本で海外留学用の奨学金にアプライする分には足りるのではないかと信じている。 当日の感触と比べてリスニングの点数が高く、ライティングは低かった。 準備としては、実戦形式の練習をするために、Off…

博論一次審査を終えて

博論一次審査が終了した。博論の目標と問いと各章概要を中心的に発表した結果、法学者の先生に以前よりさらに研究意義が伝わらなかったようだが、まあそこはなんとかなるだろう。もっと概括的にまとめるべきだったかもしれない。 現状では芸術作品のわいせつ…

英語圏の〇〇社会学について学ぶために

英語圏の〇〇社会学の重要文献や共有されている問題意識や方法などを把握したいとき、どうすればいいのかを最近考えている。 もちろん、たとえば「スティグマ Stigma」とか「ミックスド・メソッド Mixed Methods」くらいにトピックが定まっていれば、Annual …

山岡重行『腐女子の心理学』のamazonレビュー

『社会にとって趣味とは何か』のamazonレビューを見ていて、山岡重行『腐女子の心理学』のamazonレビューも見てみた。 腐女子の心理学 彼女たちはなぜBL(男性同性愛)を好むのか?作者: 山岡重行出版社/メーカー: 福村出版発売日: 2016/06/09メディア: 単行本…

加藤秀一『はじめてのジェンダー論』

加藤秀一先生から『はじめてのジェンダー論』(有斐閣)をご恵投いただきました。ありがとうございます。大変恐縮しております。 はじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア)作者: 加藤秀一出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2017/04/22メディア: 単行本(ソ…

岡沢亮「図画のわいせつ性をめぐる裁判の恣意性再考」(in 『現代社会学理論研究』11号)

新しい論文が公刊されました。 岡沢亮, 2017, 「図画のわいせつ性をめぐる裁判の恣意性再考」『現代社会学理論研究』11: 29-41. [査読あり] 日本における図画のわいせつ性をめぐる裁判は、恣意的なものだとして強く批判されてきました。本論文では、その問題…

2016年度業績

■論文 岡沢亮,2016,「作品のわいせつ性に関する法的判断と非-法的知識——メイプルソープ事件判決を事例として」『ソシオロゴス』 (40) : 95-110. [査読あり](査読者: 加島卓・小宮友根) ■書籍(共編著) 岡沢亮,2017,「ライトノベル、ケータイ小説、古…

北田暁大+解体研『社会にとって趣味とは何か』

北田暁大+解体研『社会にとって趣味とは何か——文化社会学の方法規準』が河出書房新社から公刊されました。 社会にとって趣味とは何か:文化社会学の方法規準 (河出ブックス 103)作者: 北田暁大,解体研出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2017/03/25メディ…

『現代思想』2017年3月号「社会学の未来」にかこつけて

『現代思想』2017年3月号「社会学の未来」特集をざっと読んだ。 筒井論考と太郎丸論考は非常に勉強になった。 後者は、最近の計量的な社会学における比較的新しいデータ測定法について簡単な紹介がなされている。参考文献はAnnual Reviews of SociologyとASR…

中学受験塾の思い出

社会の教師は新潟水俣病について教えるときに、新潟県では男性が家庭内で非常に強く、母親が体調不良を訴えても全く相手にされなかったため、公害病であることが発見されなかったというエピソードを披露した。 算数の教師は自分が東大を中退して今の職につい…

UPLINK Cloud

渋谷にあるアップリンクのオンライン版。 それほどタイトル数は多くないし、ツタヤで借りられる作品もあるが、たまに覗いてみれば良さそう。 www.uplink.co.jp 短編のフランス映画が無料だったのでみてみたら、なかなか良かった。私は映画の感想を自由に言お…

Every Frame a Painting

Youtubeの映画解説動画。Every Frame a Painting 音響やカメラの使い方など徹底的に映画の形式に焦点を当てていて勉強になるし、その裏返しとしてストーリーやテーマについて余計な解釈を語って来ないので非常に快適だ。 www.youtube.com ニコラス・ヴィンデ…

『ナイスガイズ!』と『スイスアーミーマン』

今年観た映画では『ナイスガイズ!』と『スイスアーミーマン』が非常によかった。前者は2月18日に日本公開、後者はよく知らないがamazonでDVDなど買えるのでぜひ。 『ナイスガイズ!』は探偵もののバディ・ムービーで、大変に愚かでアホなライアン・ゴズリン…

『モダン・ファミリー』を観て英語を学ぶ

3家族を題材としたアメリカのコメディドラマ『モダン・ファミリー』のシーズン8を観ている。 モダン・ファミリー - Wikipedia https://www.amazon.com/Modern-Family-Season-8/dp/B01LFSKGUO 直近でみた回では、ジェイが窃盗被害を避けるために1週間前から手…

Art from Start to Finish

Art from Start to Finish: Jazz, Painting, Writing, and other Improvisations / edited by Howard S. Becker, Robert R. Faulkner, and Barbara Kirshenblatt-Gimblett, 2006, Chicago: University of Chicago Press. ・Table of Contents Foreword by St…

The sociology of art: Ways of seeingメモ

The Sociology of Art: Ways of seeing /​ edited by David Inglis and John Hughson. Basingstoke, Hampshire ; New York : Palgrave Macmillan, 2005. ・目次 Introduction 'Art' and sociology /​ David Inglis, John Hughson(pp.1-7) 芸術社会学の中心…

10年前の「新しい芸術社会学」

およそ10年前に「新しい芸術社会学」に関して論じたもの。 de la Fuente, Eduardo, 2007, "The ‘New Sociology of Art’: Putting Art Back into Social Science Approaches to the Arts," Cultural Sociology, 1(3): 409–425. ・1970年代以降の芸術社会学を…

法と言語研究 とEMCA

"Language-and-Law Scholarship: An Interdisciplinary Conversation and a Post-9/11 Example"Elizabeth Mertz and Jothie RajahAnnual Revier of Law and Social Science 2014 10:169–83. http://www.annualreviews.org/doi/abs/10.1146/annurev-lawsocsci…

法社会学や法のEMに関する海外学術雑誌

法社会学とか法実践のEMとかに関連しそうな海外学術雑誌を最近探してちょくちょく読んでいる。 Law & Society Review - Wiley Online Library Journal of Law and Society - Wiley Online Library Legal Studies - Wiley Online Library Law & Social Inquir…

研究会後の懇親会での「貧乏」エピソード

研究会後の懇親会に参加するとたまに「お前のように東大に行ける裕福な家庭に生まれたやつとは違い、私は貧しく苦労した」系の話をしてくる人(ただし現在はアカポスついてる)がいて、何か面白いことが出てくるかもしれないと僅かな希望を抱いて傾聴するの…

2年前の予言

Is the discipline in a time of transition? « Sociology Job Market Rumors 名も無き人による「社会学の未来はエスノメソドロジーにある」との予言。あるいは皮肉。 2年前。 I believe the future of the discipline is ethnomethodology and/or the socio…

*論文電子公開* 岡沢亮,2015,「マルセル・モースの連帯概念」『年報社会学論集』(28): 160-71

岡沢亮,2015,「マルセル・モースの連帯概念」『年報社会学論集』(28): 160-71. 上記論文を電子公開しました。 http://researchmap.jp/?action=cv_download_main&upload_id=117967 本稿は、マルセル・モースの社会構想を明らかにすべく、彼の「連帯」概念を…

岡沢亮「作品のわいせつ性に関する法的判断と非-法的知識」(in 『ソシオロゴス』40号)

以下の論文が公刊されました。 ・岡沢亮,2016,「作品のわいせつ性に関する法的判断と非-法的知識——メイプルソープ事件判決を事例として」『ソシオロゴス』(40): 95-110.[査読者: 加島卓・小宮友根] 判決文というテクスト資料を用いた法実践のエスノメソド…

閻連科『愉楽』と残雪『暗夜』

最近、閻連科『愉楽』と残雪『暗夜』を読んだ。 前者は、レーニンの遺体を購入して記念館を建設し観光産業を興そうとする県長が、資金調達のために障害者ばかりが暮らす「受活村」から超絶技能を持った者を選抜し雑技団を作り、中国を行脚する。しかし、遺体…

『ヤバい社会学』の著者のその後

『ヤバい社会学』というタイトルで邦訳もされた Gang Leader for a Day: A Rogue Sociologist Takes to the Streets の著者スディール・ヴェンカティッシュSudhir Venkateshだが、最近コロンビア大学のウェブサイトから消去されたようだ(名前だけは残ってい…

「査読のときに『グラウンデッド・セオリー』というフレーズに出くわしたら、リジェクトするしかないね」

Sociology Job Market Rumorsを読んでいて見つけた。 Grounded Theory « Sociology Job Market Rumors As a peer reviewer, when I encounter the phrase "grounded theory" in your manuscript (even if you dutifully cite Glaser and Strauss 1967!), I h…

『概念分析の社会学2』加藤秀一論文について

2016/08/11本郷概念分析研究会『概念分析の社会学2』合評会レジュメ 東京大学大学院 学際情報学府 岡沢亮 ◆対象論文 第7章 加藤秀一「〈誤った生命〉とは誰の生命か--ロングフル・ライフ訴訟の定義から見えるもの」 ◆はじめに 加藤論文は興味深い問いを提…

Law in Action/ Max Travers and John F. Manzo eds

TraversとManzo編集のLaw in Actionを遅ればせながら読む。 Law in Action: Ethnomethodological and Conversation Analytic Approaches to Law (Socio-Legal Studies)作者: Max Travers,John F. Manzo出版社/メーカー: Routledge発売日: 1998/01/28メディア…

屈強な人たち

だいぶ昔に先輩のゼミ発表の最中に寝てしまったことを思い出した。後に他の先輩たちとこの私の振る舞いに関する話になったとき、一人が「君が入学する前の彼の一連の発表を聞いてないとわからない内容だったから仕方ないよ」といったフォローを入れてくれた…