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岡沢亮 contact: boiledend0320[@]gmail.com http://researchmap.jp/ryookazawa

*論文電子公開* 岡沢亮,2015,「マルセル・モースの連帯概念」『年報社会学論集』(28): 160-71

岡沢亮,2015,「マルセル・モースの連帯概念」『年報社会学論集』(28): 160-71.

上記論文を電子公開しました。

http://researchmap.jp/?action=cv_download_main&upload_id=117967

 本稿は、マルセル・モースの社会構想を明らかにすべく、彼の「連帯」概念を検討するものである。

 共済組合や協同組合に関する彼の社会主義的論文において「連帯」は、労働者(被雇用者)の利益がその雇用者の利益よりも重視されており、労働者が組合を管理する権利と貧困時には援助を受ける権利を持つ状態とされていた。

 『贈与論』において「連帯」は、個人の自己利益の追求が虐殺を引き起こさず、かつ諸個人が贈与と返礼を行いながらも、それにともなう精神的階層性によって「犠牲」になっていない状態であった。特に、そのような精神的階層性が過度にならないために、気前の良さの制限が提言されていた。

 重要なのは、モースの連帯に関する議論や社会構想は、個人の利益と集団の利益の間でいかなる均衡を達成するべきか、という問題をめぐって展開されていたことである。

J-Stageで公開され次第、そちらへのリンクに置き換える予定です(編集委員会の許可はいただいています)。

*2016/10/12 置き換えました。

ご笑覧いただければ幸いです。