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岡沢亮「図画のわいせつ性をめぐる裁判の恣意性再考」(in 『現代社会学理論研究』11号)

新しい論文が公刊されました。

  • 岡沢亮, 2017, 「図画のわいせつ性をめぐる裁判の恣意性再考」『現代社会学理論研究』11: 29-41. [査読あり]

日本における図画のわいせつ性をめぐる裁判は、恣意的なものだとして強く批判されてきました。本論文では、その問題意識の重要性を認めながらも、抽象的な水準で批判を終えて満足してしまうのではなく、個々の判決においてどの部分がいかなる意味で恣意的であるのかを具体的に議論することが重要であり、そのためには判決文の理解可能性を支える概念の論理文法を分析することが有益であると主張しました。

『ソシオロゴス』に掲載された論文に続いて、法学などにおける規範的議論に対して、エスノメソドロジーの立場からの社会学的な分析がいかにして貢献しうるのかを示そうとした論文でもあります。(岡沢亮「作品のわいせつ性に関する法的判断と非-法的知識」(in 『ソシオロゴス』40号) - Anyone to Turn to

また、社会における様々な実践の「恣意性」に対して、社会学はどのように向き合っていくべきなのかについても、何らかの示唆を与えうる論考になればと考えています。( 『概念分析の社会学2』加藤秀一論文について - Anyone to Turn to

未熟な部分も多々あると思いますが、お読みいただければ幸いです。